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2007/7/30

報道関係各位

株式会社礎デザインオートメーション

 DA、C言語設計ツールFP-Fixer」をDSP(SW)向けに大幅機能強化
                        〜「FP-Fixer ver.2.0」をリリース〜

浮動小数点演算のビット幅解析を自動化し設計期間を大幅短縮

ESL分野のEDAツール開発や設計・コンサルティングサービスを提供する、株式会社礎デザインオートメーション(本社:東京都杉並区、代表取締役:嶋崎等、以下礎DA)は、7月30日、C言語設計ツール「FP-Fixer ver.2.0」のリリースを発表しました。今回のリリースでは以下の3機能を追加しました。

  ・汎用DSP(SW)向けのCコードの出力
  ・解析速度の高速化
  ・ポインタ記述のサポート

汎用DSP(SW)向けのCコードの出力
  従来品のFP-Fixerによる変換結果の出力はLSI向けのANSI-Cの出力だけでしたが、今回の汎用DSP(SW)向けのANSI-C出 力機能の追加により、ソフトウェア開発における固定小数点化作業の大幅な開発工数の削減が可能になりました。出力され るDSP(SW)向けANSI-Cの実行速度は手作業と同等か、それ以上の速度を得ることができます。 ※図1参照

ベンチマークデータ

デザインタイプ

実行サイクル数

特記事項

ベンチマーク1

浮動小数点

588348277

浮動小数点ライブラリを使用

手で固定小数点化

291746754

 

FP-FixerDSP出力

217871524

浮動小数点と比べ2.7倍の高速化

ベンチマーク2

浮動小数点

3776570

浮動小数点ライブラリを使用

FP-FixerDSP出力

1630826

浮動小数点と比べ2.3倍の高速化

ベンチマーク3

浮動小数点

800622

浮動小数点ライブラリを使用

FP-FixerDSP出力

267099

浮動小数点と比べ3.0倍の高速化

ベンチマーク4

浮動小数点

7045

浮動小数点ライブラリを使用

FP-FixerDSP出力

1140

浮動小数点と比べ6.1倍の高速化

※上記のデータはTI社のCode Composer Studio V3.3 を使用して計測。

図1:ベンチマーク結果

解析速度の高速化
 ツール内部の解析エンジンを最適化することにより、従来バージョンよりも5倍以上の高速化が実現できました。

ポインタ記述のサポート
  従来バージョンでは制限されていたポインタの使用が可能となり、ANSI-Cで記述されたコードの殆どが書き換えなしで   FP-Fixerで解析可能となりました。

 

FP-Fixerとは

 信号処理や三次元画像処理等のCアルゴリズムでは、実数演算が多用され浮動小数点変数が使用されることが多々ありますが、汎用DSPやカスタムハードウエアではコストが高くつく浮動小数点用演算器を使用することは殆ど無く、設計者は演算誤差を考慮した上で浮動小数点演算を固定小数点化するという作業を強いられています。 また、利用が進みつつあるカスタムハードウェアの動作合成ツールでも、浮動小数点が記述されているCコードは合成対象外としている場合が殆どで、合成にあたっては浮動小数点を固定小数点に変換するといった対処を迫られます。

一般的に、浮動小数点を固定小数点へ変換する場合、丸め誤差や誤差伝播等を考慮してビット幅を決定しなければならず、この作業は時としてかなりの工数を必要とすることもあります。 「FP-Fixer」はこのビット幅確定作業を自動的に処理することが可能で、これまで人手によって進められてきた浮動小数点の固定小数点化に伴う作業工数を大幅に短縮します。

 「FP-Fixer」は、入力されたCコード内の浮動小数点変数を見つけ出し、プロファイリング結果を基に自動的に最適な精度の固定小数点に変換する事ができます。ビット幅の精度や制約についてはユーザ任意の指定も可能で、単純な期待値との比較だけでなく、複雑な評価を行う為の評価関数も用意されています。また、ビット幅の解析用に高速シミュレーションを実現する為の専用の固定小数点シミュレーションライブラリが備えられており、SystemCのsc_fixedよりもはるかに高速なシミュレーションが可能です。ツールの出力としては、整数型化されたCコードを出力するほか、中間結果も出力することが可能で、将来的にはSystemC等の出力も計画しています。

  また、「FP-Fixer」は、完全にANSI-Cで閉じられた環境として構築されていますので、導入に際して新たな言語知識の取得は不要で、導入したその日からツールを稼動させることが可能です。ツールの詳細な機能や利用方法については、定期的に開催している製品セミナーにてご紹介しております。

「FP-Fixer 2.0」は2007年8月より出荷開始します。また、2007年9月末までは通常1セットにつき1ライセンスのところ、5ライセンスをご提供させて頂きます。


次回「FP-Fixer」紹介セミナーの開催予定

・開催日: 9 5日(水) 13:3016:00

  ・会 場: 株式会社図研 新横浜ビル会議室

・参加費: 無料

FP-Fixer製品概要

・動作環境     Windows(MinGW),Linux

・ライセンス形態  ノードロック方式、フローティング方式(予定)

・ライセンス価格  定価350万円(税抜)/永久ライセンス

・保守費用     製品定価の15%/年間 ※購入後半年間は無償

・その他      製品運用に関するコンサルティングサービス

問合せ先

    FP-Fixer総代理店)株式会社図研 SoC事業部 営業部

     TEL:045-473-9131  FAX:045-473-8771     E-mail:soc_marketing@zuken.co.jp

FP-Fixer開発元) 株式会社礎デザインオートメーション 営業部 

TEL:03-6762-1471 FAX:03-6762-1472  E-mail:sales@ishizue-da.co.jp

DAについて

 礎DAのエンジニアは、製品レベルのハードウェア合成ツールの開発や、ハードウェア・ソフトウェア協調設計に係わる数多くの研究プロジェクトへの参加経験を持ち、実際のLSI設計の現場で実績を積んできました。

 礎DAのエンジニアは 、 これらの経験と技術をベースに膨大に存在するC言語アルゴリズムのLSI化(FPGAやASIC)及びEDAツールの研究開発・販売を主要ビジネスとしております。

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